odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2010-12-24から1日間の記事一覧

エラリー・クイーン「ガラスの村」(ハヤカワ文庫) マッカシーズム全盛の時代で、倫理や正義を追求することの困難さ。

ここに書かれた民主主義については評価が難しいなあ。外界と途絶し、没落している村落。しかし、そこには開拓時代の自主独立の民主主義政治が営まれている。形式的には彼らのやり方は正しい。ただし、そこにある種の偏見、ドクサ、思い込みがなければ。村の…