odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2012-06-21から1日間の記事一覧

アーサー・クラーク「都市と星」(ハヤカワ文庫) 〈この私〉が永遠にあることの恐怖。意識を保ったまま熱的死を迎えることは幸せか。

19歳のときに読んだはずで、あまりに鮮烈な印象を残しているので、思わず取り上げた。 舞台は、未来の地球(?)。自然は荒廃し、人類はドーム型の都市を作ってこもっている。機械が人生のすべてを管理する世界。安定しているが停滞から退廃に向かおうとして…