odd_hatchの読書ノート

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2014-03-12から1日間の記事一覧

都筑道夫「目撃者は月」(光文社文庫) 1998年の短編集。主人公は60代くらい、自閉的なモノローグで、いったいどこが夢でどこが現実世界やら、はっきりしたことがまったくわからなくなっていく。

1998年の短編集。文庫オリジナル。作家は、ここに収録されたような小説を「ふしぎ小説」と名付ける。江戸川乱歩の「奇妙な味」とも違う「ふしぎ小説」とはどんなものなのか。 偽家族1994.01 ・・・ 「私」は死んだ友人の息子をマンションに引き取り、面倒を…