odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2016-10-10から1日間の記事一覧

カート・ヴォネガット「カート・ヴォネガット大いに語る」(サンリオSF文庫) 奇想天外で能天気なほら話をする陽気なおじさんが語るペシミスティックな想念と涙もでてこないほどの絶望と孤独。

作家の小説に一時期はまっていて、著者名に「Jr」がついているころから、ずっと追いかけていた。その当時、翻訳されていたものは全部読んでいたのではないかな。どうやって知ったのかというと、たぶん大江健三郎のエッセイで。「坑内カナリア理論」で知った…