odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2017-04-04から1日間の記事一覧

小宮正安「ヨハン・シュトラウス」(中公新書) ハプスブルク帝国はワルツの人気上昇とともに隆盛し、ワルツが飽きられると没落する。

タイトルこそヨハン・シュトラウス(息子)個人であるが、主人公はハプスブルク帝国そのもの。なるほどこの帝国の栄光と没落はこのワルツ音楽の大家に具現しているわけか。 この本の記述にそうと、19世紀のハプスブルク帝国の歴史はこんな感じになる。前の世…