odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2020-09-03から1日間の記事一覧

アガサ・クリスティ「エンド・ハウス殺人事件」(新潮文庫)「邪悪の家」とも ヘイスティングスをポワロを崇拝する一回り下の世代にした二人の関係の見直しをする翻訳がおもしろい。

原題「Peril at End House」を新潮文庫はこのように名付け、創元推理文庫は「エンド・ハウスの怪事件」、ハヤカワ文庫は「邪悪の家」とする。1932年初出の長編第12作。 イギリスの南海岸で休暇中のポワロとヘイスティングスは、3日に3度殺されかけたという若…