odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2021-05-27から1日間の記事一覧

埴谷雄高「死霊 III」(講談社文芸文庫)第八章 《月光のなかで》-2 「或る霊性をもってこちらを眺めている「ひと」の顔」に全体の緊張から一気に解放されるカタルシスを覚えるが、男には顔は見えない。

2021/05/28 埴谷雄高「死霊 III」(講談社文芸文庫)第八章 《月光のなかで》-1 1986年の続き そこまでの話をしたところで、外に出た安寿子は首と与志が歩いているのを見かけ、さらに父・津田康造もいるのを知る。 長身の黒川の影をみて「高志さん?」と…