odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2023-05-19から1日間の記事一覧

トーマス・マン「トニオ・クレーゲル」(岩波文庫)-1 ドイツの教養主義者は実業が嫌いで、庶民のたくましい肉体がうとましい

詩人トニオ・クレーゲル の半生と詩作に対する疑惑。1903年発表の中編に、行が開けられているところに勝手に数字を振って、サマリーをつくる。 1.トニオ14歳。学校の優等生ハンス・ハンゼンといっしょに帰る。トニオはシラー「ドン・カルロス」の話をし、…