odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

江戸川乱歩

江戸川乱歩「世界短編傑作集 2」(創元推理文庫) 20世紀ゼロ年代の短編探偵小説。近代化された生活と警察の科学捜査があることが探偵小説の前提。

ルブラン「赤い絹の肩かけ」1907 ・・・ おかしな挙動を示す二人つれ。尾行したガニマール警部はリュパンに不思議な事件の解決を持ちかけられる。果たして、彼のいうとおりに犯人を上げることができたが、決定的な証拠がない。そこで、ガニマール警部はリュ…

江戸川乱歩「世界短編傑作集 1」(創元推理文庫) 19世紀の短編探偵小説アンソロジー。古典こそ探偵小説の醍醐味。

「短編は推理小説の粋である。その中から珠玉の傑作を年代順に集成したアンソロジー。1には、巻頭に編者江戸川乱歩の「序」を配し、まず1860年のコリンズ「人を呪わば」に始まり、チエホフ「安全マッチ」、モリスン「レントン館盗難事件」、グリーン「医師と…