odd_hatchの読書ノート

エントリーは2600を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2021/9/25

横溝正史 INDEX

2016/02/24 横溝正史「恐ろしき四月馬鹿」(角川文庫)
2016/02/23 横溝正史「山名耕作の不思議な生活」(角川文庫)
2011/01/18 横溝正史「悪魔の家」(角川文庫)
2016/02/22 横溝正史「翻訳コレクション」(扶桑社文庫)「二輪馬車の秘密」
2016/02/19 横溝正史「翻訳コレクション」(扶桑社文庫)「鍾乳洞殺人事件」
2016/02/18 横溝正史「蔵の中・鬼火」(角川文庫)
2011/01/17 横溝正史「夜光虫」(角川文庫)
2016/02/17 横溝正史「真珠郎」(角川文庫)
2016/02/16 横溝正史「花髑髏」(角川文庫)
2011/01/19 横溝正史「仮面劇場」(角川文庫)
2011/01/10 横溝正史「本陣殺人事件」(角川文庫)
2016/02/11 横溝正史「蝶々殺人事件」(角川文庫)
2016/02/15 横溝正史「刺青された男」(角川文庫)
2016/02/12 横溝正史「ペルシャ猫を抱く女」(角川文庫)
2011/01/14 横溝正史「獄門島」(角川文庫)
2016/02/10 横溝正史「八つ墓村」(角川文庫)
2011/01/09 横溝正史「犬神家の一族」(角川文庫)
2011/01/12 横溝正史「悪魔が来たりて笛を吹く」(角川文庫)
2016/02/09 横溝正史「女王蜂」(角川文庫)
2011/01/15 横溝正史「三つ首塔」(角川文庫)
2011/01/11 横溝正史「悪魔の手毬歌」(角川文庫)
2011/01/13 横溝正史「仮面舞踏会」(角川文庫)
2016/02/08 横溝正史「迷路荘の惨劇」(角川文庫)

 横溝正史のおよそ50年間にわたる長い作家生活で生み出された膨大な作品をすべて読むのはとても大変。自分はマニアでもファンでもないので、昭和30年代以降の大量の通俗小説はどうも読む気になれない。それでも作家に敬意を払うのは、いくつかの作品が世界的な水準に達しているからにほかならない。一方で、流行した作品はエピゴーネンを生み、軽薄なパロディを量産させるという残念な結果にもなっている。それくらいに読者と後続の作家に影響を与えたのだった。
 この先、横溝正史の作品を読み直すことはたぶんないだろうから、この時点での好みを書いておこうか。

 自分が好きなのは、次の3期の作品。
1.デビュー当初のモダニスト。小粋でアイデア勝負の若者の作品:「恐ろしき四月馬鹿」「山名耕作の不思議な生活」

2.結核治癒後の耽美小説:「真珠郎」につきる。あとは「鬼火」。

3.戦後処理問題を取り上げた「社会派」推理小説:「獄門島」が最高峰。落ちるけど「八つ墓村」「犬神家の一族」。もっと落ちて「悪魔の手毬歌」。都市の風俗がおもしろい「蝶々殺人事件」「仮面舞踏会」もよい。


2013/6/12 横溝正史「鬼火」のマンガ版