odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2012-02-01から1日間の記事一覧

ゲルハルト・ハウプトマン「日の出前」(岩波文庫) 19世紀後半の遅れたドイツの社会悪の摘発を目指した文学運動。トンデモ科学で差別助長になった呪われた書物通して封印されるべき。

ごく簡単に紹介すると、1862年生まれの劇作家。デビュー当時は、自然主義的作風で社会批判を行うものであったが、次第にロマン主義や象徴主義が作品に反映されていく。とりあえず「日の出前」「織工」が前期の自然主義を代表するもので、「沈鐘」が象徴主義…