odd_hatchの読書ノート

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ジョーク

開高健「食卓は笑う」(新潮社)

戦後の海外映画を見る楽しみの一つが、レストランの食事場面。着飾った紳士淑女がワインやシャンペンのグラスを取り、銀のフォークやナイフで大きな皿にきれいに並べられた肉や魚を食べ、バターをパンにつける。こういう西洋の上流階級の食事の風景は、この…

ロバート・S・メンチン「奇妙な遺言100」(ちくま文庫)

古今の奇妙な遺言をあつめた。 奇想天外な例がある。50年ごとの特別な日にプディングやパンを焼いて貧しい人に配布しろとか、売れない俳優が来たら靴一足を恵む基金にしろとか、頭蓋骨を残して「ハムレット」を上演するときの小道具に使えとか。あるいは、「…

星新一「進化した猿たち 1・2・3」(ハヤカワ文庫、新潮文庫)

どんなにつまらぬ、くだらぬものでもたくさん集めれば意味が生まれてくる、ということをいったのは荒俣宏さんだったか。その典型がエドワード・モースのコレクションで、明治前期の日本で使われたものを片っ端からコレクションしていてそのかず数万点。当時…

アレン・スミス「いたずらの天才」(文春文庫)

1953年初出の「The Compleat Practical Joker」は江戸川乱歩の中編「空気男とペテン師」1959年のネタ本になった。小説に出てくるプラクティカル・ジョーク(いたずら)のいくつかは、この「いたずらの天才」に出てくる。翻訳は1963年だったようで(文庫は197…

小林信彦「日本の喜劇人」(新潮文庫)

自分の持っているCDに川上音二郎一座の録音がある。これは、パリに巡業に出た川上一座の演目を高座のあいまをみて収録したもの。録音された年はなんと1900年。なにしろ明治の終わりの日本人が喋り、歌うのが聞けるという点で貴重きわまりない(SPはミント状…

早坂隆「世界の紛争地ジョーク集」(中公新書)

海外にでかけてパーティや居酒屋によるごとに、人々のジョークや小話、アネクドートを採集する博物学者に開高健がいた。「オーパ」や「もっと遠く」「もっと広く」の旅行で集めたジョークや小話は「食卓は笑う」(新潮社) にまとめられている。ほかのエッセ…

パイソンズ「モンティ・パイソン正伝」(白夜書房)

モンティ・パイソンの全番組をそれこそ暗記するくらいに繰り返し見ると、ものたりなくなって(DVD7枚で28時間分くらいか)、それ以外のスケッチもみたくなる。そうすると、4つの映画にドイツ語版、アメリカ公演、結成30周年記念番組まであつめることになり…

須田泰成「モンティ・パイソン大全」(洋泉社)

1975年あたりから親の目を盗んで、深夜にテレビを見ていた。それは「11PM」とか「独占!男の時間」とか、つまりはヌードを見るためだった。裸が出ていない時にはチャンネルを回して(リモコンのないころ)、裏番組を探す。そのときに「モンティ・パイソン…

ポケットジョーク「1.禁断のユーモア」(角川文庫)

落語に興味を覚えることはなかったが、この種の小話は大好きだ。たぶん、短時間で一気にオチをつけるそのスピード感と知的インスピレーションに惹かれるからだろう。長時間のコメディよりも連続するコントのほうが好きなのだ。長尺のコメディ映画はあんまり…

いかりや長介「だめだこりゃ」(新潮文庫)

餓鬼のころに「八時だよ!全員集合」を欠かさず見ていたのだよなあ。最近のバラエティ番組でドリフターズのメンバーが結成当時から上記の番組制作の裏話を話すようになったなあ。wikipedhiaの「ドリフターズ」とメンバーのページは充実していて、読むだけでも…