odd_hatchの読書ノート

エントリーは2600を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2021/9/25

マイケル・サンデル

マイケル・サンデル「公共哲学」(ちくま学芸文庫)-1

2005年に出した小論集。これだけ密度が高い内容では、サマリーを作るのも素人には難しい。幸いサンデルの薫陶を得た研究者が啓蒙書をだしているので、参考にするとよい。2019/07/19 小林正弥「サンデルの政治哲学」(平凡社新書)-1 2010年2019/07/18 小林正…

マイケル・サンデル「公共哲学」(ちくま学芸文庫)-2

2021/11/05 マイケル・サンデル「公共哲学」(ちくま学芸文庫)-1 2005年 第2部は法律・政治における具体的な道徳を議論する。注目するのは、市場の道徳的な限界。市場が市民生活にかかわると市民道徳が堕落し、公共部門の品位を落とし、非市場の生活領域(…

小林正弥「サンデルの政治哲学」(平凡社新書)-1

正義はこれまで宗教や倫理による要請として語られてきたが、そのような権威を人があまり認めなくなったので、功利主義で説明するようになった。個人の幸福の増大が社会全体の幸福につながるという考え方。でも、不遇な人をさらに不遇にさせたり、再分配を拒…

小林正弥「サンデルの政治哲学」(平凡社新書)-2

2019/07/19 小林正弥「サンデルの政治哲学」(平凡社新書)-1 2010年 サンデル、あるいは政治哲学の議論を読むときに、ヨーロッパとアメリカの違いを意識することは重要。本書の指摘をまとめると、社会契約説はヨーロッパでは仮構であるとみなされるが、アメ…

小林正弥「サンデルの政治哲学」(平凡社新書)-3

2019/07/19 小林正弥「サンデルの政治哲学」(平凡社新書)-1 2010年2019/07/18 小林正弥「サンデルの政治哲学」(平凡社新書)-2 2010年 読みながらいろいろ疑問をもっていたら(サンデルの議論は東洋でも使える? コミュニティって封建的じゃない?)、最…

マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」(ハヤカワ文庫)-1

ハーバード大学の政治哲学教授の講義はとても人気があった。30年間の受講生が14000人!を超えたので、映像に収録して放送した。その時の内容に教授が手を入れて、テキストにしたのがこの本。アメリカでもこの国でも盛んに読まれたという。遅ればせながら入手…

マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」(ハヤカワ文庫)-2

2016/07/6 マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」(ハヤカワ文庫)-1 2010年の続き 続けて後半。 平等の原理(ジョン・ロールズ) ・・・ 社会契約が薄ばれているのは。ロックは暗黙の合意といい、カントは仮想上としたが、ロールズはどちら…

マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」(ハヤカワ文庫)-3

2016/07/6 マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」(ハヤカワ文庫)-1 2010年 2016/07/5 マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」(ハヤカワ文庫)-2 2010年の続き 徳や善を考えるのはこの国ではなかなか難しい。日常ではその…