odd_hatchの読書ノート

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ヘレン・マクロイ

ヘレン・マクロイ INDEX

2017/03/24 ヘレン・マクロイ「家蠅とカナリア」(創元推理文庫) 1942年 2017/03/23 ヘレン・マクロイ「小鬼の市」(創元推理文庫) 1944年 2017/03/22 ヘレン・マクロイ「ひとりで歩く女」(創元推理文庫) 1948年 2017/03/20 ヘレン・マクロイ「暗い鏡の…

ヘレン・マクロイ「家蠅とカナリア」(創元推理文庫)

1942年というと第2次世界大戦が進行中。欧州戦線は膠着状態にあって、ニューヨークでも灯火管制がはじまることになっている。それでもブロードウェイの劇場の灯は消えず、今日も「フェデーラ」の初演の幕があく(フェデーラの作者サルドゥはプッチーニのオペ…

ヘレン・マクロイ「小鬼の市」(創元推理文庫)

海軍を追い出されて文無しになったフィリップ・スタークは通信社の仕事にありつこうとする。おりしも第2次大戦中で、中米の島国であるサンタ・テレク島はアメリカとスペインの貿易中継地として人々の集まる場所になっていたのだ。通信社の支店長ハロランに面…

ヘレン・マクロイ「ひとりで歩く女」(創元推理文庫)

私が不審死を遂げたら開封してください、という書き出しで始まる長い手記がカリブ海の小島にある警察に届いた。中年の女性が船旅にでたのだが、周囲がなにかおかしい。文盲を装った男に手紙を書くように求められたり、勤め先の社主から預かった封筒から10万…

ヘレン・マクロイ「暗い鏡の中に」(ハヤカワ文庫)

自分が持っているのはハヤカワ文庫版。2000年ころに同書は古書価が急騰し、1万円くらいになった。これはいいぞとほくそえんでいたのだが、創元推理文庫で新訳が出て暴落した。まあ、タイミングをつかむのは難しいことです。 さて、19世紀にサヴェ事件という…

ヘレン・マクロイ「幽霊の2/3」(創元推理文庫)

人前に出ないことで有名な人気作家エイモス・コットルの作品が賞をとったとかで、出版社とエージェントがパーティを開くことになった。出版社とエージェントは通常ではありえない取り分のフィーを配分されることになっていたとか、絶賛する批評家と厳しく批…

ヘレン・マクロイ「殺す者と殺される者」(創元推理文庫)

20代半ばになって心理学の講師をしている独身男性ハリーに遺産が転がり込む。莫大な年金はインフレがあってもなお、職につかなくてすむだけの額であり、さっそくハリーは大学に退職届を出した。あるとき、氷で滑って後頭部を強く打ち脳震盪を起こす。それ…