2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ダーウィン「種の起源」1858年を読むのは35年ぶり、二回目。前回は長い長い記述にへこたれて、文字を目でトレースしただけだった。ダーウィンの考えはほとんど読み取れなかった。でも、進化論や科学史に興味があったので、そのあと今日までに、多数の進化論…
2020/05/29 チャールズ・ダーウィン「種の起源 上」(光文社古典新訳文庫)-1 1858年 リンネ、キュヴィエ、ビュフォン、ラマルクらの18世紀の博物学者やナチュラリストと、彼らより50年後のダーウィンの違いは、生物の知識が圧倒的に増大、地質学その他の他…
2020/05/29 チャールズ・ダーウィン「種の起源 上」(光文社古典新訳文庫)-1 1858年2020/05/28 チャールズ・ダーウィン「種の起源 上」(光文社古典新訳文庫)-2 1858年 上巻はダーウィンの考えの理論編。下巻(と上巻の一部)は自然淘汰説に対する難題への…
2020/05/29 チャールズ・ダーウィン「種の起源 上」(光文社古典新訳文庫)-1 1858年2020/05/28 チャールズ・ダーウィン「種の起源 上」(光文社古典新訳文庫)-2 1858年2020/05/26 チャールズ・ダーウィン「種の起源 下」(光文社古典新訳文庫)-1 1858年 …
エルヴィン・シュレーディンガーの生涯と業績はリンク先を参照。20世紀前半の物理学者で、量子力学成立の立役者。 ja.wikipedia.org もとは1944年の講演。この国では1951年に岩波新書ででて、2008年に岩波文庫に入った。すなわち、岩波新書では最新の科学啓…
科学に信頼を置いているのは、科学の方法が日常生活で知識を得て正当化する方法を洗練させたものだから。でも、詳しく見ると「日常生活で知識を得て正当化する方法」がつねにいつでも正当化できるかというとあやしい。というわけで、そのあやしい理由を探る…
ウェーバー研究の泰斗が行った連続講演を書き起こしたもの。1977年。 序論 ・・・ 本書では人間類型論(行動様式、エートスとも)を検討する。理論的思考の中で、人間がどのように位置づけられ、関連付けられ、取り扱われるか。19世紀の先進国でつくら…
夏目漱石が低評価をくだしたデフォー(1660-1731)の小説を読み直す(夏目漱石「文学評論 3」(講談社学術文庫))。本文庫には「完訳」がうたわれているが、解説を見ると昭和の時代に文庫になったものも完訳としてよさそうだ。おそらく大きな異同はないは…
2020/05/18 ダニエル・デフォー「ロビンソン・クルーソー(完訳版)」(中公文庫)-1 1719年 神を待ち望んでいたシモーヌ・ヴェイユの前に神は現れなかったが、ロビンソン・クルーソーの前には現われた。その神は慈愛に満ちた許すものではなく、不信心で徳行…
2020/05/18 ダニエル・デフォー「ロビンソン・クルーソー(完訳版)」(中公文庫)-1 1719年2020/05/15 ダニエル・デフォー「ロビンソン・クルーソー(完訳版)」(中公文庫)-2 1719年 不思議なのは、中南米を舞台にしているのに、でてくる動植物がヨーロッ…
10年ぶりの再読。1765年の作品で、会話と地を区別する「」(”)がないから、だれがどこでなにをしているかを把握するのが大変になる。そこで前回読んだ時のメモが本に挟んであったので重宝した。 2012/01/12 ホーレス・ウォルポール「オトラントの城」(国書…
このホラーの古典がつくられた事情は有名なので省略。なんにせよ、この傑作が若干19歳の女性によって1816年に作られたとは信じがたい気がする。書こうと言い出した男連中は途中で筆を投げたのに、誘われた女性一人が完成したというのは痛快なできごと。 家に…
最初に読んだのは小学館のカラー版名作全集「少年少女 世界の文学」イギリス編で。スティーブンソン「宝島」と「ベオウルフ」も載っていた。たぶん小学1年の5歳の時(早生まれなので)。子供のころから理屈っぽいのが好きで、論理や合理がしっかりしている…
2020/05/08 ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」(旺文社文庫) 1865年の続き 「不思議の国のアリス(1865年)」から6年たって、「鏡の国のアリス(1871年)」が書かれた。アリスは7歳半(作中で自身がいっている)になった。前作で子猫だったダイナが…