odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2012-01-31から1日間の記事一覧

ゴートフリート・ケラー「村のロメオとユリア」(岩波文庫) 若い恋人たちが現状の不満や抑圧から逃げ、マジカルなパワー(月、魔術師)に当てられて死を決意した

以前聞いたオペラ(フレデリック・ディーリアス作曲)の原作を持っていたことを思い出して読んだ。130ページほどの小品。あいにく絶賛品切れ中(2003年当時)。概要は次のとおり。 風光明媚な南ドイツの山村に、マンツとマルチという農夫がいた。二人は村の…