odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2012-03-21から1日間の記事一覧

アガサ・クリスティ「そして誰もいなくなった」(ハヤカワポケットミステリ) クリスティの早口の語りと場面の急速な転換が「書かないこと」や「書いていないこと」を隠している。

四半世紀ぶりに再読。1976年にハヤカワミステリ文庫が創刊され、その第1回配本のうちのひとつだった。アイリッシュ「幻の女」、クイーン「ダブル・ダブル」、ロス・マクドナルド「ウィチャリー家の女」などと一緒。いずれもポケミスでは入手難(当時周囲にポ…