odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2012-11-09から1日間の記事一覧

テオドール・アドルノ「楽興の時」(白水社)-1 「ベートーヴェンの晩年様式」「異化された大作『ミサ・ソレムニス』によせて」は必読論文。

最初に金になった文章が音楽評論であるという著者の、若い時から晩年までに書かれたエッセイを収録。哲学や音楽の専門家を読み手に想定していないので、とっつきやすい。「音楽社会学序説」「不協和音」からアドルノに入るものいいけど、これのほうがいいの…