odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2019-06-18から1日間の記事一覧

法月綸太郎「ふたたび赤い悪夢」(講談社)-2 躓いた名探偵は柄谷行人の本に慰められるが、探偵はその職務上〈砂漠〉にも〈他人〉にも出会えない。すぐ横にあるのに。

2019/06/20 法月綸太郎「ふたたび赤い悪夢」(講談社)-1 1992年の続き ここでは探偵の役割について考えている。誤った推理で無実の人間に冤罪を押し付けることがあるのではないか、正しい推理で真犯人の私的制裁をしてもかまわないのか。事件が進展中のとき…