odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2020-04-28から1日間の記事一覧

ルイス・キャロル「愛ちゃんの夢物語」(青空文庫) 児童文学の文体が確立した1910年の翻訳。聞き分けのよい子供像を押し付ける教育書になった。

著者名はよく知っているのに、不思議なタイトルになっているのは、1910年に丸山英觀が翻訳した版だから。この国の「不思議の国のアリス」の初訳ではないが、とても古いもの。当然、21世紀に本を入手できるわけもなく、青空文庫に復刊されたもので読んだ。 ww…