odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2023-07-17から1日間の記事一覧

エミール・ガボリオ「オルシバルの殺人事件」(KINDLE)牟野素人訳 19世紀の新聞小説は犯罪トリックより人間関係が反転するのに興味を見出す

1867年にでたルコック探偵ものの第3長編。原題 Le Crime d'Orcivalからすると「オルシヴァルの犯罪」のほうがただしそうだが、ここでは別タイトルになっている。過去には明治22年・丸亭素人訳『大疑獄』、昭和4年・田中早苗訳『河畔の悲劇』がでて、おそらく…