odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2023-12-21から1日間の記事一覧

ウィリアム・シェイクスピア「夏の夜の夢」(新潮文庫)-1 夏の夜は、普段目に見えない妖精が姿を現し、普段の人間界の秩序が壊されて、一時だけヒエラルキーが逆転する。

舞台はアセンズ(アテネ)の町であるが、演出ではその通りにするのもありだし、シェイクスピアの時代のイングランドにしてもよいし、ケルト幻想のどこにもない場所にしてもよさそうだし、無機質・金属質のSF的にもできそう。そういう読み替えが可能なお話(1…