odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

2021-07-15から1日間の記事一覧

フョードル・ドストエフスキー「白夜」(角川文庫) 失恋した26歳の「空想家」は希望や人との関係を持っているので地下室にこもらないでいられそう。

今回は角川文庫の小沼文彦訳。昭和33年1958年初版なので、前回読んだ米川正夫訳よりも新しい。たとえば以下の言葉が注釈なしに使われる。「デート」「ランデブー」「ハート」「(好きな人の)タイプ」など。これらは当時の若者言葉。昭和30年代の日本の青春…