2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
2025/02/03 フョードル・ドストエフスキー「地下室の手記」(光文社古典新訳文庫)-3 おしゃべりしかできないネトウヨは社会的弱者を差別する 1864年の続き 「自分がいつでも好きな時に茶が飲めるためなら、俺は世界が破滅したっていっこうにかまわない(P24…
これまでに米川訳で2回、江川訳で1回読んできた。解説書もいくつか読んだのもあって、なんとなくつかめた感じがするので、再読してサマリーと感想を書いてみる(と思っていたら、読後にはまったく異なることを考えました)。 発表は1866年。ドスト氏45歳。こ…
2025/01/30 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第1部1.2.3 一月ぶりに路上に出てきた若者はくだを巻く酔漢にからまれる 1866年の続き ラスコーリニコフの母プリヘーリヤと妹ドゥーニャ、古い友人ラズミーヒンが登場。ラスコーリニコフが…
2025/01/28 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第1部4.5 ラスコーリニコフは逡巡しやせこけた馬の夢を見る 1866年の続き 孤独なひとり、単独者になったラスコーリニコフが「あれ」「醜悪な計画」を実行する。 6.その晩ラスコーリニコ…
2025/01/27 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第1部6.7 ラスコーリニコフは「踏み越え」を実行する、でも本当の「踏み越え」はこのあと 1866年の続き ラスコーリニコフは「あれ」をすることはしっかり考えていたが、そのあとどうするか…
2025/01/24 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第2部1.2 ラスコーリニコフは熱病になり証拠隠滅を図る 1866年の続き 家族や世間と縁を切ったはずなのに、ラスコーリニコフの後を追いかけてくる。 3.高熱を出したラスコーリニコフは5日…
2025/01/23 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第2部3.4.5 寝ている間に妹の結婚問題が起こる 1866年の続き 家族や友人のような二人称で呼び合う相手との付き合いはとても息苦しく重重しいのに、三人称で呼びその一瞬だけで関係が失われ…
2025/01/21 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第2部6.7 マルメラードフは死に、ラスコーリニコフを生きていけると確信する 1866年の続き 第2部が終わったところで、ラスコーリニコフが抱えている外側からみた問題を列挙すると1.金貸…
2025/01/20 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第3部1.2.3 母と妹はラスコーリニコフの秘密に肉薄し、思いがけない気丈さを示す 1866年の続き 「地下室」で考えていたとき、ラスコーリニコフの思考はそれなりに一貫性と整合性をもってい…
2025/01/17 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第3部4.5 ポルフィーリィ、ラスコーリニコフに心理的な罠を仕掛ける 1866年の続き 5(続き).ポルフィーリィは大きく広げた議論を突然地上に降ろす。 ポルフィーリィ「自分を『真の大天才…
2025/01/16 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第3部5(続き).6 スヴィドリガイロフの闖入 1866年の続き 第3部までの前半では、ラスコーリニコフは自問自答している。「あれ」「醜悪な計画」を実行するまではどう実行するかばかりを考…
2025/01/14 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第4部1.2.3 ドゥーニャがルージンの求婚を拒絶する 1866年の続き ソーニャとの会話。「罪と罰」全体の白眉。 4.午後11時。ラスコーリニコフはソーニャの部屋に行く。ソーニャの部屋は「…
2025/01/13 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第4部4 ソーニャはラスコーリニコフに神を問う 1866年の続き ソーニャとの対話で深刻な打撃を受けたラスコーリニコフは、今度は警察の追及を全力でかわさなければならない。 5.翌朝11時…
2025/01/10 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第4部5.6 ポルフィーリィ、ラスコーリニコフを追い詰める 1866年の続き 第5部はマルメラードフの葬儀。解説などによると、ドストエフスキーは「罪と罰」の構想は別に、貧しい人々の悲惨を…
2025/01/09 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)第5部1.2.3 ラスコーリニコフはルージンの策略を見破ってソーニャを救う 1866年の続き ソーニャとの二回目の対話。「罪と罰」全体の白眉。いっしょうけんめい読もう。ラスコーリニコフに対…
2025/01/07 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)第5部4 ソーニャはラスコーリニコフにどうすればいいかを伝える 1866年のつづき 物語も終盤にはいる。すでにキャラクターの性格付けは終わっているので、くだくだしい説明はいらなくなり、…
「罪と罰」解説 『罪と罰』(Фёдор Миха́йлович Достое́вский)は『カラマアゾフの兄弟』と並んで、ドストエフスキーの最も代表的な作品として許されているのみならず、その名が古くより人口に膳炎し、広く全世界の読書人の間に普及している意味では、遥かに…