odd_hatchの読書ノート

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2014-05-01から1日間の記事一覧

権田満治「日本探偵作家論」(講談社文庫) 戦前探偵小説が読めなかった時代、リアリズム文学流行の時代にロマン主義復活を目す。踏み込みが浅いのはしかたない。

1970年から雑誌「幻影城」に連載された論文に、書下ろしを加えて1975年に出版。その年の「日本推理作家協会賞」の評論部門を受賞。講談社文庫にはいったのは1977年。 取り上げられた作家は以下の通り。 小酒井不木、江戸川乱歩、甲賀三郎、大下宇陀児、横溝…