odd_hatchの読書ノート

エントリーは2600を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2021/9/25

A.M.ウィリアムソン「灰色の女」の映画、出版に関する情報まとめ

 英語版のwikiには作者Alice Muriel Williamsonのページができていた。
Alice Muriel Williamson - Wikipedia
 「A Woman in Grey」はペーパーバックで出版されたらしい。
https://www.amazon.co.jp/dp/1241205671
 itunesでも読めるらしい。
A Woman in Grey. [A tale.] by Alice Muriel Williamson on Apple Books
ほかに「It Happened in Egypt」「A Soldier of the Legion」「The House by the Lock」も読める。いったい誰が読むのか? びっくり。
 さらになんと、原文がThe British Libraryで公開されていた。画像のPDFを入手可能。
黒岩涙香「幽霊塔」の原作である“A woman in grey”が読みたい。 | レファレンス協同データベース
 直リンは
A Woman in Grey


 解説によると、この小説を原作にした映画が1920年に上映されていたという。日本の映画雑誌にのったストーリーが原作を特定するための手がかりになった。さて、この映画版の「灰色の女」、パブリックドメインになったために、なんとYouTubeでみることができる。どうやら、2時間くらいの長編ではなくて、25分くらいの短編が15回連続するものらしい。当時は、こういう連続活劇映画があったというので(淀川長治の本によく出てくる)、そういうもののひとつなのだろう。
 公開時のポスターと1シーンの画像(うーん、原作にはないシーンだぞ)。
File:A Woman in Grey (1920) - 1.jpg - Wikimedia Commons
File:A Woman in Grey (1920) - 2.jpg - Wikimedia Commons
 Imbdによる映画情報。
A Woman in Grey (1920) - IMDb

 以下は動画へのリンク集。
Serial A Woman in Grey, The House of Mystery Arline Pretty
1 (原作通りに進行するが、コンスエロがアモリー卿らに謎を告げた後、すぐさま拉致され、自動車で連れ去られる)
www.youtube.com

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www.youtube.com
3 (コンスエロがテレンスに聖書とアモリー問答を教えるシーン。でもその直後、自動車ででかけたコンスエロが悪漢に拉致される)
www.youtube.com
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www.youtube.com
5 (コンスエロとポーラが口喧嘩。ポーラの呼び出し手紙のシーン。虎が待っているのではなく、悪漢が拉致したらしい)
www.youtube.com
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www.youtube.com
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www.youtube.com
8 (よくわからないが、コンスエロが火あぶりになるところをテレンスが救ったらしい。燃える家の2階から飛び降りるシーンがある)
www.youtube.com
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www.youtube.com
10 (蜘蛛農園のシーン?)
www.youtube.com
11 (ポーラがアモリー卿に薬をかがせて文書を奪取。あとを追っていた悪漢がポーラを襲い、二回から落とそうとする)
www.youtube.com
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www.youtube.com
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www.youtube.com
14 (ルペル医師訪問シーン)
www.youtube.com
15 (コンスエロの無実が証明され、悪漢が打ち倒される。時計塔ではなくグランド・ファーザーズ・クロックの後ろに秘密部屋を発見。地下の穴倉に財宝があった。ようやくキスシーンになって大団円。)
www.youtube.com
 どうやらジョージ・ヘインズ・ハヴィランドを悪漢にしてコンスエロを追いかけまわし、ゴードン弁護士も協力する悪役にしたようだ。なので、毎回コンスエロが危機にあい、絶体絶命になる。そこで終了して次回の冒頭で救出シーンになる。連続活劇の常套手段。シリーズの前半でコンスエロとポーラのいさかいを描き、後半は端折り気味。好事家向け。


 アマゾン.comではDVDもでている。わずか6ドル。リージョンフリーとのこと。
https://www.amazon.com/dp/B00KNVF8CG
 アマゾン.co.jpでも出品されている。