odd_hatchの読書ノート

エントリーは3000を超えているので、記事一覧よりもカテゴリー「INDEX」をご覧ください。2023/9/21

ジェイムズ・ジョイス INDEX

2023/11/03 ジェイムズ・ジョイス「ダブリナーズ」(新潮文庫)-1 WW1前、作者20代前半の短編。当時のダブリンの生活様式は今と異なることに注意。 1914年
2023/11/02 ジェイムズ・ジョイス「ダブリナーズ」(新潮文庫)-2 WW1前、作者20代前半の短編。ダブリン生まれのジョイスは異邦人としてダブリンを見る。 1914年
2023/10/31 ジェイムズ・ジョイス「若い芸術家の肖像」(集英社文庫)-I、II とても感受性が強く、頭のよいこどもの成長の記録。 1914年
2023/10/30 ジェイムズ・ジョイス「若い芸術家の肖像」(集英社文庫)-III、IV 自我に目覚め宗教的ナショナリズムにかわるアイデンティティを模索する。 1914年
2023/10/27 ジェイムズ・ジョイス「若い芸術家の肖像」(集英社文庫)-V 他人といることで孤独がいや増す文体と観察を持った小説、 1914年
2023/10/26 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ I」(集英社文庫)1.2.3 第1部は何者にもなっていないし何もしないディーダラスの青春の一日。 1922年
2023/10/24 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ I」(集英社文庫)4.5.6 第2部は中年ユダヤ人ブルームの凡庸な一日。 1922年
2023/10/23 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ I」(集英社文庫)7.8 文体パロディの始まり。内面描写よりも言葉遊びに関心が移る。 1922年
2023/10/20 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ II」(集英社文庫)9.10 「ガス状脊椎動物」はヘッケルの引用。補注の付いていないところにも隠しごとはあるよ。 1922年
2023/10/19 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ II」(集英社文庫)11.12 ブルームにとって性と死と食はたがいにつながっている。 1922年
2023/10/17 柳瀬尚紀「ジェイムズ・ジョイスの謎を解く」(岩波新書) 「ユリシーズ」の12.キュクロプスはだれがどこで聴いていたのか。 1996年
2023/10/16 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ II」(集英社文庫)13.14 「猥褻文書」にされた章と英語散文文体の博物館。 1922年
2023/10/13 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ III」(集英社文庫)15 戯曲形式の章は小説の舞台化か映画の小説化か。 1922年
2023/10/12 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ VI」(集英社文庫)16.17 スティーブンとブルームがようやく出会うが交友は始まらない。 1922年
2023/10/10 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ VI」(集英社文庫)18 1904年当時の衛生状況を思い出すとダブリンは芳香漂う街。 1922年
2023/10/09 ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ VI」(集英社文庫)(余韻) スティーブンとブルームとモリーはアイルランド独立機運の高まりをどう生きたかしら。 1922年
2023/10/06 バーソロミュー・ギル「ジェイムズ・ジョイス殺人事件」(角川文庫) ダブリンで起きた殺人事件を捜索する警部は行きがかり上「ユリシーズ」を読まねばならない。わけのわからなさに困惑する。 1989年
2023/10/05 ジェイムズ・ジョイス「ダブリンの市民」(岩波文庫)-1 20世紀初頭のアイルランドは沈滞と堕落と憂鬱と怠惰。植民地政策で政治と経済が沈滞していたせい。 1914年
2023/10/03 ジェイムズ・ジョイス「ダブリンの市民」(岩波文庫)-2 男性の女性支配欲と女性のアイルランド愛国主義。 1914年
2023/10/02 ジェイムズ・ジョイス「若い芸術家の肖像」(岩波文庫)-I、II スティーブンは優等生で、作文がうまいが、コミュニケーションはうまくいってなさそう。 1914年
2023/09/29 ジェイムズ・ジョイス「若い芸術家の肖像」(岩波文庫)-III、IV スティーブンはまじめで禁欲的な外見と常習的な娼館通いの堕落に分裂している。 1914年
2023/09/28 ジェイムズ・ジョイス「若い芸術家の肖像」(岩波文庫)-V 「知的半可通」「つむじまがりのインテリ」は独学で世界に打って出られるか? 1914年
2023/09/26 ジェイムズ・ジョイス「ダブリンの人びと」(ちくま文庫) 最も参考になる注釈がついている。ジョイスの言葉遊びを耽溺するには研究者の注釈が必須。 1914年
2023/09/25 結城英雄「ジョイスを読む」(集英社新書) ジョイスは他人の援助で作家であり続けられた最後の人。小説は読書の中級者以上か作家志望者向け。 2004年