odd_hatchの読書ノート

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ドストエフスキー2 INDEX

2025/02/28 フョードル・ドストエフスキー「貧しき人々」(光文社古典新訳文庫) 47歳の独身男マカールが17歳の少女を援助するのは愛か打算かそれとも 1846年
2025/02/27 フョードル・ドストエフスキー「二重人格」(岩波文庫)-1 ゴリャートキン氏は目覚めた時から世界と融和していない 1846年
2025/02/25 フョードル・ドストエフスキー「二重人格」(岩波文庫)-2 よそよそしいペテルブルクでゴリャートキン氏は分裂する。 1846年
2025/02/24 フョードル・ドストエフスキー「家主の妻(主婦、女主人)」(河出書房)-1 思いがけずに遺産を受け取り引きこもりになったオルディノフは「地下室」の人。 1847年
2025/02/21 フョードル・ドストエフスキー「家主の妻(主婦、女主人)」(河出書房)-2 プロットとキャラはほとんど「罪と罰」のプロトタイプ。 1847年
2025/02/20 フョードル・ドストエフスキー「前期短編集」(福武文庫)「初恋(小英雄)」「クリスマスと結婚式」「ポルズンコフ」「弱い心」「鰐」 1848年
2025/02/18 フョードル・ドストエフスキー「ネートチカ・ネズヴァーノヴァ」(KINDLE)-3 ダメ男の父を慕う幼女はむごい目に合う 1849年
2025/02/17 フョードル・ドストエフスキー「ネートチカ・ネズヴァーノヴァ」(KINDLE)-4 虚弱体質で空想家の娘は他人をいらだたせる。女性ナラティブで書かれたドスト氏唯一の小説。 1849年

2025/02/14 フョードル・ドストエフスキー「伯父様の夢」(河出書房) シベリア帰りの長編第一作は可能性の塊。 1858年
2025/02/13 フョードル・ドストエフスキー「ステパンチコヴォ村とその住民」(光文社古典新訳文庫) 加虐愛好者と被虐愛好者の共依存関係 1859年

 

2025/02/11 フョードル・ドストエフスキー「死の家の記録」(光文社古典新訳文庫)-第1部 貴族が監獄の囚人になるまでのイニシエーション 1860年
2025/02/10 フョードル・ドストエフスキー「死の家の記録」(光文社古典新訳文庫)-第2部 貴族やインテリは民衆を理解しようとして挫折する 1860年
2025/02/07 フョードル・ドストエフスキー「虐げられた人びと」(新潮文庫) 辱められ虐げられた人々の犠牲の上にある繁栄はただしいか。 1861年
2025/02/06 フョードル・ドストエフスキー「地下室の手記」(光文社古典新訳文庫)-1 19世紀のネトウヨ分析 1864年
2025/02/04 フョードル・ドストエフスキー「地下室の手記」(光文社古典新訳文庫)-2 西洋的なものにアンチになるしかない地下生活者はなにもしないでおしゃべりばかり 1864年
2025/02/03 フョードル・ドストエフスキー「地下室の手記」(光文社古典新訳文庫)-3 おしゃべりしかできないネトウヨは社会的弱者を差別する 1864年
2025/01/31 フョードル・ドストエフスキー「地下室の手記」(光文社古典新訳文庫)-4 孤立化アトム化して根無し草になったモッブの思想 1864年

 

2025/01/30 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第1部1.2.3 一月ぶりに路上に出てきた若者はくだを巻く酔漢にからまれる 1866年
2025/01/28 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第1部4.5 ラスコーリニコフは逡巡しやせこけた馬の夢を見る 1866年
2025/01/27 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第1部6.7 ラスコーリニコフは「踏み越え」を実行する、でも本当の「踏み越え」はこのあと 1866年
2025/01/24 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第2部1.2 ラスコーリニコフは熱病になり証拠隠滅を図る 1866年
2025/01/23 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第2部3.4.5 寝ている間に妹の結婚問題が起こる 1866年
2025/01/21 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 上」(岩波文庫)第2部6.7 マルメラードフは死に、ラスコーリニコフを生きていけると確信する 1866年
2025/01/20 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第3部1.2.3 母と妹はラスコーリニコフの秘密に肉薄し、思いがけない気丈さを示す 1866年
2025/01/17 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第3部4.5 ポルフィーリィ、ラスコーリニコフに心理的な罠を仕掛ける 1866年
2025/01/16 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第3部5(続き).6 スヴィドリガイロフの闖入 1866年
2025/01/14 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第4部1.2.3 ドゥーニャがルージンの求婚を拒絶する 1866年
2025/01/13 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第4部4 ソーニャはラスコーリニコフに神を問う 1866年
2025/01/10 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 中」(岩波文庫)第4部5.6 ポルフィーリィ、ラスコーリニコフを追い詰める 1866年
2025/01/09 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)第5部1.2.3 ラスコーリニコフはルージンの策略を見破ってソーニャを救う 1866年
2025/01/07 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)第5部4 ソーニャはラスコーリニコフにどうすればいいかを伝える 1866年
2025/01/06 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)第5部5 辱められ「虐げられた人々」であるカチェリーナが乗りつぶされる 1866年
2024/12/27 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)第6部1.2 ポルフィーリィ、ラスコーリニコフに謎をかける 1866年
2024/12/26 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)第6部3.4 スヴィドリガイロフ、好色で淫蕩な半生を語る 1866年
2024/12/24 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)第6部5.6 スヴィドリガイロフ、ドゥーニャに拒絶される 1866年
2024/12/23 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)第6部7.8 ラスコーリニコフは十字架の道を歩む 1866年
2024/12/20 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)エピローグ  旋毛虫の夢と新しい人間の誕生 1866年
2024/12/19 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)感想1 ラスコーリニコフの犯罪はヘイトクライム 1866年
2024/12/17 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)感想2 ラスコーリニコフは家族と定職と金を捨てて「新しい人間」になりたかった 1866年
2024/12/16 フョードル・ドストエフスキー「罪と罰 下」(岩波文庫)感想3 踏み越えを果たした「新しい人間」が社会を変える 1866年
2024/12/13 北村透谷のフョードル・ドストエフスキー「罪と罰」評(1892年) 日本で最初にドストエフスキーに取り憑かれた明治時代の人。 1892年
2024/12/12 米川正夫のフョードル・ドストエフスキー「罪と罰」解説(河出書房) ラスコーリニコフを「西欧的個人主義者」とみなしたので、読みそこなった 1951年
2024/12/10 チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」(青空文庫) イギリスのユダヤ人同化主義礼賛小説。読むに堪えない。 1843年
2024/12/09 中村文則「掏摸」(河出文庫) 神による救い、神を中心にした共同体がない時代と場所でドスト氏の「罪と罰」は可能か 2009年
2024/12/06 フョードル・ドストエフスキー「賭博者」(河出書房)-2 「別の人間」になるための賭博に負けると「滅んだ人間」と自認せざるを得ない。世界放浪中のスタヴローギン@悪霊を彷彿させる。 1866年

 

2024/12/05 フョードル・ドストエフスキー「白痴 上」(新潮文庫)第1編1-5 女好き・神がかり・金儲けの欲望を持たない天使人間が汽車にのってペテルブルクにやってくる。 1868年
2024/12/03 フョードル・ドストエフスキー「白痴 上」(新潮文庫)第1編6-11 天使人間、ナスターシャを中心にする三角関係に巻き込まれる。 1868年
2024/12/02 フョードル・ドストエフスキー「白痴 上」(新潮文庫)第1編12-16 ナスターシャの部屋。集まった人々が事件を持ち込み、この世を浄化する炎が舞い上がる。 1868年
2024/11/29 フョードル・ドストエフスキー「白痴 上」(新潮文庫)第2編1-5 ロゴージンの前から許嫁の消え、ロゴージンはムイシュキンを襲う。 1868年
2024/11/28 フョードル・ドストエフスキー「白痴 上」(新潮文庫)第2編6-12 金儲けの欲望にまみれた地上の人間は金に執着しない天使人間の前で醜態をさらす。 1868年
2024/11/26 フョードル・ドストエフスキー「白痴 下」(新潮文庫)第3編1-4 天使人間ムイシュキンに魅了された二人の娘は愛情と嫉妬と憎悪に分裂する。 1868年
2024/11/25 フョードル・ドストエフスキー「白痴 下」(新潮文庫)第3編5-10 余命わずかの青年は世界と神を憎悪し、自由意志による行動に失敗する。 1868年
2024/11/22 フョードル・ドストエフスキー「白痴 下」(新潮文庫)第4編1-7 女好き、神がかり、金儲けの欲望を持たない天使人間が結婚することになり、世界が混乱する。 1868年
2024/11/21 フョードル・ドストエフスキー「白痴 下」(新潮文庫)第4編8-12 欲望を持たない天使人間は人間を理解しようと人間世界に入ると、多くの人を傷つける。 1868年
2024/11/19 江川卓「謎とき『白痴』」(新潮社) 小説の象徴界をとらえそこねたので、引用でページを埋めるしかなかった。 1994年

 

2024/11/18 フョードル・ドストエフスキー「永遠の夫」(河出書房)-2 卑屈で奴隷になりたがる寝取られ男は娘をいたぶる残虐さを併せ持つ二面性の持主。 1870年

 

2024/11/15 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 上」(新潮文庫)第1部1.2 女性依存のステパン氏は捨てられることになっておろおろし、放蕩息子スタヴローギンが帰還する 1871年
2024/11/14 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 上」(新潮文庫)第1部3.4 得体のしれないスタヴローギンの友人たちも帰ってくる 1871年
2024/11/12 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 上」(新潮文庫)第1部5 スタヴローギンの過去が暴かれれ、ステパン氏は引きこもる 1871年
2024/11/11 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 上」(新潮文庫)第2部1 スタヴローギンの得体のしれない友人たちは人神論・陰謀論・宗教国家論をわめきたてる 1871年
2024/11/08 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 上」(新潮文庫)第2部2.3.4 スタヴローギンは殺人扇動をし、決闘でピストルで相手を狙わない。 1871年
2024/11/07 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 上」(新潮文庫)第2部5.6 ピョートルは策謀の仕込みを進め、スタヴローギンは粛清を示唆する 1871年
2024/11/05 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)第2部7.8 ピョートルの秘密結社は全体主義運動の陰謀団になり、スタヴローギンは首領になるよう懇願される 1871年
2024/11/04 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)第2部補章スタヴローギンの告白 彼が沈黙している理由がわかる。スタヴローギンはマルメラードフの被虐とラスコーリニコフの過剰な自意識を持った複雑な人間 1871年
2024/11/01 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)第2部9.10 舞台劇のようなシチュエーションコメディ 1871年
2024/10/31 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)第3部1.2 酔狂な祭りと炎上。陰謀がひそかに進行し、滑稽な人たちは間抜けぶりをさらずはめになる 1871年
2024/10/29 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)第3部3.4 火事を見た人たちは血を欲し、会議は踊り決定には逆らえない。 1871年
2024/10/28 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)第3部5 シャートフとキリーロフの「トンチンカンなユーモア」 1871年
2024/10/25 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)第3部6 取り憑かれた人々の「労多き一夜」。凡庸な人間が愚劣なまま敵を殲滅する「最終計画」を行う。 1871年
2024/10/24 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)第3部7.8 ステパン氏とスタヴローギンの終わり、そして誰もいなくなった 1871年
2024/10/22 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)感想-1 「悪霊」のひとたちは、ラスコーリニコフの後継者か彼に使嗾された人たち 1871年
2024/10/21 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)感想-2 雑感:神懸かり、好色な男の地獄行き、分身 1871年
2024/10/18 イワン・ツルゲーネフ「父と子」(新潮文庫)-2 主張がなく政治参加もしない若者のニヒリズム 1862年
2024/10/17 フョードル・ドストエフスキー「悪霊 下」(新潮文庫)感想-3 ツルゲーネフのニヒリストと「悪霊」のニヒリスト 1871年
2024/10/15 亀山郁夫「ドストエフスキー「悪霊」の衝撃」(光文社新書) 共産党支配からマフィア資本主義に転換したロシアでは、予言の書として衝撃となった。日本では? 2012年

 

2024/10/14 荒畑寒村「ロシア革命運動の曙」(岩波新書) ドストエフスキーの解説には書かれないロシア史を読む。 1960年
2024/10/11 フョードル・ドストエフスキー「後期短編集」(河出文庫他)-1「ボボーク」「キリストのヨルカに召されし少年」「百姓マレイ」「百歳の老婆」 1876年
2024/10/10 フョードル・ドストエフスキー「後期短編集」(河出文庫他)-2「宣告」 神の掟と宿命論を踏み越えるための自由意志による行動を考える。 1876年
2024/10/08 フョードル・ドストエフスキー「後期短編集」(河出文庫他)-3「おとなしい女」 男から受けた侮辱や屈辱を晴らすために妻にあたったミソジニストの悔恨 1876年
2024/10/07 フョードル・ドストエフスキー「後期短編集」(河出文庫他)-4「おかしな人間の夢」 ラスコーリニコフが夢見た社会変革プログラム 1877年
2024/10/05 高野史緒「カラマーゾフの妹」(講談社文庫) 「カラマーゾフの兄弟」の優れた再解釈。兄弟たちは凡庸化してしまったが、たぶん神学論争もあるはずのアンカット版で読みたい。 2012年
2024/10/04 フョードル・ドストエフスキー「プーシキン論」 ドスト氏の反スラブ主義・ナショナリズムが右翼と左翼を熱狂させた 1880年

 

2024/10/03 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 1」(光文社古典新訳文庫)第1部第1・2編 女好き・神がかり・金儲けの一家が初めて揃う 1880年
2024/10/02 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 1」(光文社古典新訳文庫)第1部第3編「女好きな男ども」 のちの殺人事件の推理の手がかりが書かれている。 1880年
2024/10/01 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 2」(光文社古典新訳文庫)第2部第4編「錯乱」 錯乱しているのはカラマーゾフの兄弟だけではない。関係者も錯乱している。 1880年
2024/09/30 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 2」(光文社古典新訳文庫)第2部第5編「プロとコントラ」 イワンの長広舌。肯定しているのは誰で、否定しているのは誰? 1880年
2024/09/27 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 2」(光文社古典新訳文庫)第2部第5編「プロとコントラ」から「大審問官」 全体主義運動が演出する「奇跡・神秘・権威」が大衆を支配する 1880年
2024/09/26 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 2」(光文社古典新訳文庫)第2部第6編「ロシアの修道僧」 正義を実行しようとするゾシマは町を追い出される。 1880年
2024/09/24 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 3」(光文社古典新訳文庫)第3部第7編「アリョーシャ」 一本の葱が差し出され受け取ったアリョーシャは「生涯変わらない確固とした戦士」に生まれ変わる 1880年
2024/09/23 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 3」(光文社古典新訳文庫)第3部第8編「ミーチャ」 何もかも失ったと思い詰めたドミートリーはモークロエの大宴会で愛を見出す 1880年
2024/09/20 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 3」(光文社古典新訳文庫)第3部第9編「予審」 好色で金に執着していたドミートリーは逮捕されて神を愛している自分を発見し苦しみを引き受けることを決意する 1880年
2024/09/19 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 4」(光文社古典新訳文庫)第4部第10編「少年たち」 13歳にして「社会主義者」をなのる若造登場。スタヴローギンによく似た少年は続編の主人公? 1880年
2024/09/17 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 4」(光文社古典新訳文庫)第4部第11編「兄イワン」 思春期のリーザは気まぐれで、他人をいじめ、他人にいじめられることを望む 1880年
2024/09/16 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 4」(光文社古典新訳文庫)第4部第11編「兄イワン」(承前) 「お前のやりたいことを代わりに俺たちがやったのだ」という大審問官の論理でイワンはスメルジャコフに追い詰められる 1880年
2024/09/13 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 4」(光文社古典新訳文庫)第4部第11編「兄イワン」(承前) イワンの前に現れた紳士は悪魔でありスメルジャコフでありイワン自身である。この章は「大審問官」のパロディ。 1880年
2024/09/12 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 4」(光文社古典新訳文庫)第4部第11編「兄イワン」(承前) ドミートリーは世界と神を愛するようになり無実の人殺しの罪を引き受けることを決意する 1880年
2024/09/10 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 4」(光文社古典新訳文庫)第4部第12編「誤審」 ミーチャへの告発と弁護が交錯する法廷シーン。探偵小説マニアにはたまらない。 1880年
2024/09/09 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 4」(光文社古典新訳文庫)第4部第12編「誤審」(承前) 否定する人=ヨーロッパは破滅し、肯定する人=ロシアは苦痛を受け入れる。 1880年
2024/09/06 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 5」(光文社古典新訳文庫)エピローグ カラマーゾフの兄弟はまたバラバラになる。13年後の再開を待とう。 1880年
2024/09/05 フョードル・ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟 5」(光文社古典新訳文庫)感想 犯罪的人間・政治的人間・性的人間からロシアの危機を救済する方法を考える。 1880年

 

2024/09/03 原卓也「ドストエフスキー」(講談社現代新書)-1 「ペテルブルク」「革命」「シベリア」「ロシア正教」がキーワード。入門用参考書として最適。 1981年
2024/09/02 原卓也「ドストエフスキー」(講談社現代新書)-2 「恋愛」「癲癇」「賭博」「子供たち」がキーワード。入門用参考書として最適。 1981年
2024/08/30 埴谷雄高「ドストエフスキイ」(NHKブックス)-1 いまだに周期的に読まれる「異常な時代における異常な作家」。 1965年
2024/08/29 埴谷雄高「ドストエフスキイ」(NHKブックス)-2 ドスト氏に震撼させられた作家によるちょっと目のつけどころが違う作品解説 1965年
2024/08/27 加賀乙彦「ドストエフスキイ」(中公新書) 精神科医の読みでは、ドストエフスキー理解の鍵は癲癇にある、とのこと。 1973年
2024/08/26 加賀乙彦「小説家が読むドストエフスキー」(集英社文庫) ドスト氏の小説は精神病質人格の博覧会。とくに癲癇に注目しよう。 2006年
2024/08/23 松本健一「ドストエフスキーと日本人」(レグルス文庫、朝日選書) 社会情勢が悪化すると日本人はドストエフスキーを読む。特に「地下室の手記」と「罪と罰」。 1975年
2024/08/22 江川卓「ドストエフスキー」(岩波新書)-1 「日本になじみのないロシアの神話や民俗」を知ることでドスト氏の小説を新しく読み解こう。 1984
2024/08/20 江川卓「ドストエフスキー」(岩波新書)-2 テキストの背後にある「神話、フォークロア、 古今の文学、時事問題にいたる、広大な地平」を実感しよう。 1984
2024/08/19 中村健之介「永遠のドストエフスキー」(中公新書) ドスト氏のキャラは病的で受動的で観念に降伏した人間。本人は博愛主義者にして反ユダヤ主義者。 2004年