odd_hatchの読書ノート

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2801~3000エントリー

2022/10/06 堀田善衛「海鳴りの底から」(新潮文庫)-3 1961年
2022/10/07 堀田善衛「海鳴りの底から」(新潮文庫)-2 1961年
2022/10/10 堀田善衛「海鳴りの底から」(新潮文庫)-1 1961年
2022/10/11 堀田善衛「鬼無鬼島」(新潮社) 1957年
2022/10/13 堀田善衛「奇妙な青春」(集英社文庫) 1956年
2022/10/14 堀田善衛「時間」(新潮文庫) 1955年
2022/10/17 堀田善衛「記念碑」(集英社文庫) 1955年
2022/10/18 堀田善衛「歴史」(新潮文庫)-2 1953年
2022/10/20 堀田善衛「歴史」(新潮文庫)-1 1953年
2022/10/21 堀田善衛「広場の孤独」(新潮文庫) 1951年
2022/10/24 堀田善衛「歯車・至福千年」(講談社文芸文庫) 1947年
2022/10/26 福永武彦「死の島 下」(新潮文庫) 1971年
2022/10/27 福永武彦「死の島 上」(新潮文庫)-2 1971年
2022/10/28 福永武彦「死の島 上」(新潮文庫)-1 1971年
2022/10/31 井上栄「感染症 増補版」(中公新書) 2006年
2022/11/01 中西準子「水の環境戦略」(岩波新書) 1994年
2022/11/02 大山正「色彩心理学入門」(中公新書) 1994年
2022/11/04 金子隆芳「色彩の科学」(岩波新書) 1988年
2022/11/07 サイモン・シン「暗号解読 上」(新潮文庫) 2001年
2022/11/08 青木薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか」(講談社現代新書) 2013年
2022/11/10 野家啓一「パラダイムとは何か」(講談社学術文庫) 2008年
2022/11/11 深水黎一郎「言霊たちの反乱」(講談社文庫) 2015年
2022/11/14 深水黎一郎「ミステリー・アリーナ」(講談社文庫) 2015年
2022/11/15 深水黎一郎「ジークフリートの剣」(講談社文庫) 2010年
2022/11/17 深水黎一郎「花窗玻璃 天使たちの殺意」(河出文庫) 2009年
2022/11/18 深水黎一郎「トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ」(講談社文庫) 2008年
2022/11/21 小澤征爾/村上春樹「小澤征爾さんと、音楽について話をする」(新潮社) 2011年
2022/11/22 小澤征爾/大江健三郎「同じ年に生まれて」(中公文庫) 2001年
2022/11/24 小澤征爾/広中平祐「やわらかな心をもつ」(新潮文庫) 1977年
2022/11/25 最相葉月「絶対音感」(新潮文庫) 1998年
2022/11/28 宮本憲一「経済大国 昭和の歴史10」(小学館文庫)-2 1989年
2022/11/29 宮本憲一「経済大国 昭和の歴史10」(小学館文庫)-1 1989年
2022/12/01 芝垣和夫「講和から高度成長へ 昭和の歴史9」(小学館文庫)-2 1988年
2022/12/02 芝垣和夫「講和から高度成長へ 昭和の歴史9」(小学館文庫)-1 1988年
2022/12/05 神田文人「占領と民主主義 昭和の歴史8」(小学館文庫)-2 1988年
2022/12/06 神田文人「占領と民主主義 昭和の歴史8」(小学館文庫)-1 1988年
2022/12/08 佐藤卓己「八月十五日の神話」(ちくま新書) 2005年
2022/12/09 一ノ瀬俊也「日本軍と日本兵」(講談社現代新書)-2 2014年
2022/12/12 一ノ瀬俊也「日本軍と日本兵」(講談社現代新書)-1 2014年
2022/12/13 鴻上尚志「不死身の特攻兵」(講談社現代新書) 2017年
2022/12/15 森村誠一「ミッドウェイ」(講談社文庫) 1991年
2022/12/16 木坂順一郎「太平洋戦争 昭和の歴史7」(小学館文庫) 1988年
2022/12/19 粟屋憲太郎「昭和の政党 昭和の歴史6」(小学館文庫)-2 1988年
2022/12/20 粟屋憲太郎「昭和の政党 昭和の歴史6」(小学館文庫)-1 1988年
2022/12/22 藤原彰「日中全面戦争 昭和の歴史5」(小学館文庫)-2 1988年
2022/12/23 藤原彰「日中全面戦争 昭和の歴史5」(小学館文庫)-1 1988年
2023/01/09 莫言「赤い高粱」(岩波現代文庫)-2 1987年
2023/01/10 莫言「赤い高粱」(岩波現代文庫)-1 1987年
2023/01/12 江口圭一「十五年戦争の開幕 昭和の歴史4」(小学館文庫)-2 1988年
2023/01/13 江口圭一「十五年戦争の開幕 昭和の歴史4」(小学館文庫)-1 1988年
2023/01/16 大江志乃夫「天皇の軍隊 昭和の歴史3」(小学館文庫) 1988年
2023/01/17 中村政則「昭和の恐慌 昭和の歴史2」(小学館文庫)-2 1988年
2023/01/19 中村政則「昭和の恐慌 昭和の歴史2」(小学館文庫)-1 1988年
2023/01/20 金原左門「昭和への胎動 昭和の歴史1」(小学館文庫)-2 1988年
2023/01/23 金原左門「昭和への胎動 昭和の歴史1」(小学館文庫)-1 1988年
2023/01/24 加藤陽子「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」(朝日出版社)-3 2009年
2023/01/26 加藤陽子「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」(朝日出版社)-2 2009年
2023/01/27 加藤陽子「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」(朝日出版社)-1 2009年
2023/01/30 新渡戸稲造「武士道」(ハルキ文庫) 1899年
2023/01/31 岡倉覚三「茶の本」(岩波文庫) 1906年
2023/02/01 高橋昌明「武士の日本史」(岩波新書)-2 2018年
2023/02/02 高橋昌明「武士の日本史」(岩波新書)-1 2018年
2023/02/03 池田敬正「坂本龍馬」(中公新書) 1965年
2023/02/06 井上勝生「幕末・維新」(岩波新書)-2 2006年
2023/02/07 井上勝生「幕末・維新」(岩波新書)-1 2006年
2023/02/17 野口米次郎「野口米次郎定本詩集 第3巻」(友文社)「印度詩集」-2 1947年
2023/02/18 野口米次郎「野口米次郎定本詩集 第3巻」(友文社)「印度詩集」-1 1947年
2023/02/20 ジョン・リア「レニングラードに死す」(河出文庫) 1986年
2023/02/21 ピーター・ラヴゼイ「偽のデュー警部」(ハヤカワ文庫) 1982年
2023/02/22 コリン・ウィルソン「スクールガール殺人事件」(新潮文庫) 1975年
2023/02/23 フィリップ・マクドナルド「Xに対する逮捕状」(創元推理文庫) 1938年
2023/02/24 アントニイ・バークリー「ジャンピング・ジェニイ」(創元推理文庫) 1933年
2023/02/25 アントニイ・バークリー「ピカデリーの殺人」(創元推理文庫) 1930年
2023/02/27 アントニイ・バークリー「毒入りチョコレート事件」(創元推理文庫) 1929年
2023/02/28 イーデン・フィルポッツ「赤毛のレドメイン家」(創元推理文庫) 1922年
2023/03/01 ギルバート・チェスタトン「知りすぎた男」(江戸川小筐訳)  1922年
2023/03/02 フリーマン・クロフツ「樽」(創元推理文庫) 1920年
2023/03/03 アンドレア・H・ジャップ「殺人者の放物線」(創元推理文庫) 1996年
2023/03/06 ブリジット・オベール「マーチ博士の四人の息子」(ハヤカワ文庫) 1992年
2023/03/07 アルベール・カミュ「ペスト」(新潮文庫)-2 1947年
2023/03/08 アルベール・カミュ「ペスト」(新潮文庫)-1 1947年
2023/03/9 青澤隆明「現代のピアニスト30」(ちくま新書) 2013年
2023/03/10 中川右介「冷戦とクラシック」(NHK出版新書) 2017年
2023/03/11 中川右介「カラヤン帝国興亡史」(幻冬舎新書) 2008年
2023/03/13 中川右介「戦争交響楽」(朝日新書) 2016年
2023/03/14 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ「フルトヴェングラーと私」(音楽之友社) 2013年
2023/03/15 伊藤乾「指揮者の仕事術」(光文社新書) 2010年
2023/03/16 森本恭正「西洋音楽論 クラシックに狂気を聴け」(光文社新書) 2011年
2023/03/17 樋口裕一「音楽で人は輝く」(集英社新書) 2011年
2023/03/18 小宮正安「モーツァルトを『造った』男」(講談社現代新書) 2011年
2023/03/20 高木裕「今のピアノでショパンは弾けない」(日経プレミアシリーズ) 2013年
2023/03/21 小沼ますみ「ショパン 失意と孤独の最晩年」(音楽之友社) 1992年
2023/03/22 片山杜秀「ベートーヴェンを聴けば世界史がわかる」(文春新書) 2018年
2023/03/23 石井宏「反音楽史 さらば、ベートーヴェン」(新潮社)-2 2004年
2023/03/24 石井宏「反音楽史 さらば、ベートーヴェン」(新潮社)-1 2004年
2023/03/25 岡田暁生「オペラの運命」(中公新書) 2001年
2023/03/27 深木章子「猫には推理がよく似合う」(角川文庫) 2016年
2023/03/28 三木笙子「クラーク巴里探偵録」(幻冬舎文庫) 2014年
2023/03/29 三浦しをん「舟を編む」(光文社文庫) 2012年
2023/03/30 川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」(講談社文庫) 2011年
2023/03/31 大崎梢「平台がおまちかね」(創元推理文庫) 2011年
2023/04/01 桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」(創元推理文庫) 2006年
2023/04/03 加納朋子「モノレールねこ」(文春文庫) 2006年
2023/04/04 加納朋子「いちばん初めにあった海」(角川文庫) 記憶の曖昧な女性のモノローグは夢野久作「ドグラ・マグラ」の変奏 1996年
2023/04/05 加納朋子「掌の中の小鳥」(創元推理文庫) 男の「悪気のない」行為があるから女は「掌の中の小鳥」をいとおしむ 1995年
2023/04/06 宮部みゆき「龍は眠る」(新潮文庫) 未成年の探偵は犯罪捜査にかかわってよいのか 1992年
2023/04/07 宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」(創元推理文庫) 1989年
2023/04/08 乃南アサ「6月19日の花嫁」(新潮文庫) 記憶喪失者はダンジョンから抜け出せるか 1991年
2023/04/10 トーマス・マン「だまされた女」(光文社古典新訳文庫) 老年女性の道ならぬ恋は抑圧からの解放か、それともはしたないのか 1953年
2023/04/11 トーマス・マン「永遠なるゲーテ」(人文書院) ゲーテ選集の序文でありながら、ゲーテ「神話」を打ち消す内容 1948年
2023/04/12 トーマス・マン「ファウスト博士 下」(岩波文庫)-2サマリー 1947年
2023/04/13 トーマス・マン「ファウスト博士 下」(岩波文庫)-1 18世紀からの教養市民層の終わり 1947年
2023/04/14 トーマス・マン「ファウスト博士 中」(岩波文庫)-2サマリー 1947年
2023/04/15 トーマス・マン「ファウスト博士 中」(岩波文庫)-1 エリート主義のドイツ精神は資本主義と民主主義で消えてしまう 1947年
2023/04/17 トーマス・マン「ファウスト博士 上」(岩波文庫)-2サマリー 1947年
2023/04/18 トーマス・マン「ファウスト博士 上」(岩波文庫)-1 全体主義ドイツの告発とドイツ精神の擁護 1947年
2023/04/19 トーマス・マン「すげかえられた首」(光文社古典新訳文庫) 男性優位社会ではたくましい肉体と優れた頭脳のどちらが好ましいか 1940年
2023/04/20 トーマス・マン「ワイマルのロッテ 下」(岩波文庫)-2 大ゲーテは自己弁護しシャルロッテは幻滅して郷愁を味わえない 1939年
2023/04/21 トーマス・マン「ワイマルのロッテ 下」(岩波文庫)-1 大ゲーテは過去にうぬぼれ他人を嫌う俗物になっていた 1939年
2023/04/22 トーマス・マン「ワイマルのロッテ 上」(岩波文庫)-2 1816年ナポレオンを支持する老ゲーテはドイツ精神の裏切り者と目される 1939年
2023/04/24 トーマス・マン「ワイマルのロッテ 上」(岩波文庫)-1 「不滅の愛人」にさせられたシャルロッテ、ゲーテに真意を問いただすことにする 1939年
2023/04/25 トーマス・マン「魔の山」(岩波文庫)第7章-2 サラエボの銃弾は友愛社会を壊し愛国心を目覚めさす 1924年
2023/04/26 トーマス・マン「魔の山」(岩波文庫)第7章-1 ペーペルコルン氏はカリスマ独裁者のカリカチュア 1924年
2023/04/27 トーマス・マン「魔の山」(岩波文庫)第6章-2 「zauberberg」は「奇人変人たちの山」 1924年
2023/04/28 トーマス・マン「魔の山」(岩波文庫)第6章-1 ナフタはキリスト教共産主義を目指す宗教的情熱家 1924年
2023/04/29 トーマス・マン「魔の山」(岩波文庫)第5章-2 「若きハンスの悩み」はゲーテのパロディ 1924年
2023/05/08 トーマス・マン「魔の山」(岩波文庫)第5章-1 セテムブリーニは陰謀論者 1924年
2023/05/09 トーマス・マン「魔の山」(岩波文庫)第4章 ただの人ハンスが入会儀式を完了する 1924年
2023/05/10 トーマス・マン「魔の山」(岩波文庫)第3章 肺病は情熱不足と性欲抑圧を暗喩する病 1924年
2023/05/11 トーマス・マン「魔の山」(岩波文庫)第1・2章 なんでもないただの人(ダス・マン)がヨーロッパの縮図社会に闖入する 1924年
2023/05/12 トーマス・マン「ゲーテとトルストイ」(岩波文庫)-2 ゲーテは貴族主義でアジア人差別をする保守主義者 1922年
2023/05/13 トーマス・マン「ゲーテとトルストイ」(岩波文庫)-1 作品はスゴいが人間は欠点だらけの二人 1922年
2023/05/15 トーマス・マン「ベニスに死す」(岩波文庫)-3 アッシェンバッハは美に見放されドイツ精神は死に向かう 1913年
2023/05/16 トーマス・マン「ベニスに死す」(岩波文庫)-2 老人と少年がアッシェンバッハを天国のような地獄に誘う 1913年
2023/05/17 トーマス・マン「短編集」(岩波文庫)-3 20代後半の短編 1903年
2023/05/18 トーマス・マン「トニオ・クレーゲル」(岩波文庫)-2 教養市民社会に「遅れてきた青年」トニオは苦悩して郷愁にふける 1903年
2023/05/19 トーマス・マン「トニオ・クレーゲル」(岩波文庫)-1 ドイツの教養主義者は実業が嫌い、庶民のたくましい肉体がうとましい 1903年
2023/05/20 トーマス・マン「ブッデンブローク家の人々」(筑摩書房)第10部第11部 没落の予兆、そして誰もいなくなった 1901年
2023/05/22 トーマス・マン「ブッデンブローク家の人々」(筑摩書房)第7部第8部第9部 普仏戦争勝利、でもブッデンブローク商会は経済成長に乗り遅れる 1901年
2023/05/23 トーマス・マン「ブッデンブローク家の人々」(筑摩書房)第5部第6部 三代目トーマスはシトワヤンに加わって「ひとかどの男」になりたい 1901年
2023/05/24 トーマス・マン「ブッデンブローク家の人々」(筑摩書房)第3部第4部 家が決める結婚が奔放な女性を苦しめる  1901年
2023/05/25 トーマス・マン「ブッデンブローク家の人々」(筑摩書房)第1部・第2部 ドイツ19世紀半ば、成り上がり企業の三代目が後を継ぐ 1901年
2023/05/26 トーマス・マン「短編集」(岩波文庫)-2 20代なかばの短編 1900年
2023/05/27 トーマス・マン「短編集」(岩波文庫)-1「道化者」「小フリイデマン氏」「衣装戸棚」 20代前半の短編 1896年
2023/05/29 ゲーテ「若きウェルテルの悩み」(新潮文庫)-2 「嫉妬するわたしは四度苦しむ。(ロラン・バルト)」 1774年
2023/05/30 ゲーテ「若きウェルテルの悩み」(新潮文庫)-1 仕事につかないでいい人が暇や退屈の中から〈この私〉という自我を発見する 1774年
2023/05/31 名作オペラブックス「パルジファル」(音楽之友社)-2 ワーグナーは反ユダヤ主義者で女性蔑視者 1988年
2023/06/01 名作オペラブックス「パルジファル」(音楽之友社)-1 制作開始から初演までのドキュメント 1988年
2023/06/02 ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ「パルチヴァール」(郁文堂)-4 パルチヴァールの犯した罪は3つ。ワーグナー版から予想もつかない。 1210年
2023/06/03 ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ「パルチヴァール」(郁文堂)-3 パルチヴァールは聖杯城に入城するが、クンドリーもクンリグゾルも関係なかった 1210年
2023/06/05 ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ「パルチヴァール」(郁文堂)-2 ワーグナー版「パルジファル」と同じ話かと思ったら全然違った 1210年
2023/06/06 ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ「パルチヴァール」(郁文堂)-1 13世紀初頭に成立したドイツ騎士物語の最高峰 1210年
2023/06/08 児玉幸多「日本の歴史16 元禄時代」(中公文庫) 貨幣経済が盛んになってインフレが起こり米本位制の武士は窮迫する 
2023/06/09 佐々木潤之介「日本の歴史15 大名と百姓」(中公文庫) 米本位制と保護経済は資本主義も産業革命も起こさない 
2023/06/12 辻達也「日本の歴史13 江戸開府」(中公文庫) 侍は仕業から棒給取に変わる 
2023/06/13 林屋辰三郎「日本の歴史12 天下一統」(中公文庫) 侍は土地から切り離され独立自営ができなくなる 
2023/06/15 永原慶二「日本の歴史10 下剋上の時代」(中公文庫) 英雄、人気者がいない15-16世紀は大変動の時代 
2023/06/16 佐藤進一「日本の歴史09 南北朝の動乱」(中公文庫) 天皇奪権運動の下では社会変革が起きていたのに、本書はそれを書かない 
2023/06/19 五味文彦「大系日本の歴史5 鎌倉と京」(小学館ライブラリー)-2 13世紀の温暖な気候が政治を安定させ、経済発展と海外貿易増大を生んだ 1988年
2023/06/20 五味文彦「大系日本の歴史5 鎌倉と京」(小学館ライブラリー)-1 気候変動による寒冷化によって平安末期は乱世になった 1988年
2023/06/22 高橋昌明「平家の群像」(岩波新書) 日本最初の武家政権は中国の文化や技術の導入に積極的な平家。鎌倉幕府は中国化を否定し中央集権化を進める。 2009年
2023/06/23 山口博「王朝貴族物語」(講談社現代新書) 王朝貴族社会を昭和のサラリーマン小説風に記述。昭和一桁の書き手は性差別に無自覚。 1994年
2023/06/26 土田直鎮「日本の歴史05 王朝の貴族」( 中公文庫)-2  とてつもないエリートの王朝貴族は(儀式と会議と宴会で)つらいよ。漢文和歌は必須で、日記は一族の重要な資産 
2023/06/27 北山茂夫「日本の歴史04 平安京」(中公文庫) 律令制という中国化が完成したらすぐにほころびだした 
2023/06/29 青木和夫「日本の歴史03 奈良の都」(中公文庫) 列島が進んで中国化しようとした時代 
2023/6/30 直木孝次郎「日本の歴史02 古代国家の成立」(中公文庫) 記紀や魏志倭人伝だけでは古代の様子はわからない 
2023/07/01 井上光貞「日本の歴史01 神話から歴史へ」(中公文庫) 列島は人が住むようになってからずっとグローバルだった 
2023/07/04 網野善彦「日本社会の歴史 下」(岩波新書) 貨幣経済は米本位制の封建社会を窮迫させる。諸藩の改革は重商主義やグローバル化だったが、明治政府のネトウヨ政権はそれをつぶす 1997年
2023/07/06 網野善彦「日本社会の歴史 中」(岩波新書) 中世の日本。西の大和朝廷は中国化・グローバル化を目指し、東の武士政権は江戸時代化・鎖国化を目指す。 1997年
2023/07/07 網野善彦「日本社会の歴史 上」(岩波新書) 教科書に出てくる時代区分や政権の名称を使わず、社会システムの変遷として日本の歴史を見る。列島に住む人たちの生活や暮らしは重層的で多様。 1997年
2023/07/10 正保美和子「ラボ整理コミュニケーション術」(Booko出版) ボスの無関心・押し付けに愚痴を言うより、みんなで仕組みをつくっちゃいましょう。 2023年
2023/07/11 斎藤美奈子「冠婚葬祭のひみつ」(岩波新書) 冠婚葬祭のやりかたは20世紀に3度大転換した 2006年
2023/07/13 宮田登「冠婚葬祭」(岩波新書) 祭儀を通してみる日本人の祖霊感・霊魂感 1999年
2023/07/14 エミール・ガボリオ「他人の金」(KINDLE)牟野素人訳 放蕩息子も極悪おやじの悪行を見れば改心するという教訓小説、かな。 1873年
2023/07/17 エミール・ガボリオ「オルシバルの殺人事件」(KINDLE)牟野素人訳 19世紀の新聞小説は犯罪トリックより人間関係が反転するのに興味を見出す 1867年
2023/07/18 エミール・ガボリオ「ファイルナンバー113:ルコック氏の恋」(KINDLE)牟野素人訳-2 20年前の三角関係が今を苦しめる 1867年
2023/07/20 エミール・ガボリオ「ファイルナンバー113:ルコック氏の恋」(KINDLE)牟野素人訳-1 要塞のような大金庫からの大金盗難事件 1867年
2023/07/21 エミール・ガボリオ「女毒殺者の情事」(KINDLE)牟野素人訳 1665年のバスティーユ監獄を舞台にした犯罪小説。19世紀の探偵小説は脱獄トリックに関心を持つ 1863年
2023/07/24 エミール・ガボリオ「バティニョールの爺さん」(KINDLE)牟野素人訳 発端-現場調査-関係者事情聴取-行き詰まり-再検討-新たな希望-真相という探偵小説のフォーマットに則った佳品 1876年
2023/07/27 モーリス・ルブラン「ルパンの告白」(旺文社文庫) ルブランは、デュマ、ユゴー、ガボリオに続く新聞小説の大家 1912年
2023/08/01 宮崎市定「科挙」(中公新書) 中国の教養主義は出世競争を激化させ官僚制を強化したが、危機と変化の時代には役に立たない。「軍人勅諭」は中国の真似。 1963年
2023/08/03 阿部謹也「『教養』とは何か」(講談社現代新書) 教養主義は職業選択の自由と学歴社会があって成立する 1996年
2023/08/04 竹内洋「教養主義の没落」(中公新書)-2 戦後日本の教養主義:教養主義が終りサブカルが始まる 2003年
2023/08/07 竹内洋「教養主義の没落」(中公新書)-1 戦前日本の教養主義:デカンショは外国への憧れで、反学歴社会運動だった 2003年
2023/08/08 加藤尚武「現代倫理学入門」(講談社学術文庫)-2 功利主義の限界を明らかにし、次の世代の倫理学の輪郭を作るための問題を洗い出す 1997年
2023/08/09 加藤尚武「現代倫理学入門」(講談社学術文庫)-1 カントの内面の格率による規範意識も、ベンサムの最大多数の最大幸福も、ミルの自由主義も、道徳や倫理の形式化にはうまくいかない。 1997年
2023/08/21 池田昌子「14歳の君へ」(毎日新聞社) 禁止や命令をする昭和の「14際の君へ」本は捨てて、こちらを21世紀のスタンダードにしよう。「私は何者か、何になれるか」の問いはあとになって効く。 2006年
2023/08/22 小林和之「『おろかもの』の正義論」(ちくま新書) 「生命」「自由」はメタ価値ではない。「特別な」価値だ。 2004年
2023/08/23 ハロルド・ウィンター「人でなしの経済理論」(バジリコ) 「正義の対立」はトレードオフで解決可能(でも功利主義は万能ではない) 2009年
2023/08/24 アルベール・カミュ「シーシュポスの神話」(新潮文庫)-2 近代ヨーロッパに現れたある種の人たちが感じる自己肯定感の欠如 1942年
2023/08/25 アルベール・カミュ「シーシュポスの神話」(新潮文庫)-1 自意識過剰でフラフラしている青年が不満をぶちまけた哲学風な独り言 1942年
2023/08/28 アルベール・カミュ「異邦人」(新潮文庫)-2 植民地で起きたヘイトクライム事件の背景。無神論者は地獄行きになる。 1942年
2023/08/29 アルベール・カミュ「異邦人」(新潮文庫)-1 植民地で起きたヘイトクライム事件の概要。ムルソーにとって太陽はフランス国家の象徴。 1942年
2023/08/31 村山則子「メーテルランクとドビュッシー」(作品社) 戯曲とオペラのリブレットの違いを検証。ここに書かれなかったミソジニーやフェミニン視点が大事。 2011年
2023/09/01 メーテルランク「ペレアスとメリザンド」(岩波文庫)-4 第4幕(承前)第5幕 大人に反抗しないように躾けられた少女と少年はいないものにさせられる。 1893年
2023/09/04 メーテルランク「ペレアスとメリザンド」(岩波文庫)-3 第3幕第4幕(続く) 父親不明で懐妊させられたメリザンドと城から出たいのに許されないペレアスは分裂にさいなまれ、大人にいじめられる 1893年
2023/09/05 メーテルランク「ペレアスとメリザンド」(岩波文庫)-2 第1幕第2幕 異教の少女が無理やり結婚させら、危篤の親友に会いたい少年は城からでられない。 1893年
2023/09/07 アラン・B・クルーガー「テロの経済学」(東洋経済新報社) 事実に基づかないテロリストのプロファイリングは間違っている 2007年
2023/09/08 藤原帰一「戦争を記憶する」(講談社現代新書) 日本人は敗戦と占領を直視できないので、ナショナリズムの自己愛の物語で戦争責任を無化しようとする。 2001年
2023/09/11 臼杵陽「イスラエル」(岩波新書) この国はシオニズムを統合理念にしているわけではない 2009年